編集後記 編集局長
- ritspen
- 2021年3月20日
- 読了時間: 3分
季刊誌『リブロ』を閲覧していただきありがとうございます。
就活をそろそろ意識しなければいけない時期に、唐突に髪を染めた編集長です。アホ。
この春リブロで編集長としての仕事は最後となります。……結局今年度は一回も紙媒体で発行できなかったのが心残りですが、次の編集長が上手くやってくれるでしょう。
さてさて、編集長として編集後記を書くのも最後なのでちょっと長めに書きます。他人の自分語りなんて興味がないよという方はブラウザバックしましょう(どうせこのページを読む人なんておらんやろ)。
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もともと私は高校時代から文芸部に所属しておりましたが、今に至るまで作品を執筆したことがほとんどなく、小説を「読む」ことが好きだからという理由でこのサークルを選びました。加えて部員の方なら周知のことだと思いますが、部室が開放されていた一回生の頃は、部室内でおおよそ文章に関わる活動をほとんどしていません(ゲームやおしゃべりが大半)。
そんな不良部員である私が編集長を一年間務めましたが、この仕事を通して自分の中で大きな変化がありました。それは文章を再び読む習慣がついたということです。
「……いやいや文芸サークルなのに文章を読まないなんて」や「お前、数行前に小説を読むのが好きとか言うとったやろがい」と思う方がいるかもしれませんが、落ち着いてください。確かに小説を読むことは一般の方より多いだろうという自負はあります。しかしながら、大学生の自分と中学生あたりの過去の自分とを比較すると、明らかに過去の自分の方が本を読んでいました。
たびたび「子供にもっと本を読ませるべき」なんて意見が出ますが、大多数の大人の方がその辺の子供より本を読んでいないように感じられます。時間が足りないとかその他の娯楽の存在といった理由が挙げられますが、例にもれず私もその大人のように本を読まなくなっていました。
しかし、編集長として部員が提出した作品をチェックしていくうちに、長い文章を読み進めるということが苦であるという意識が薄れてきました。文章を読むのにもスポーツと同じように体力・気力が必須であると改めて認識しましたね。その他の娯楽に熱中することも多々ありましたが、結果としては中学生ぐらいの読書量に戻ったように感じられます(某ウイルスで時間が有り余っていたというのも否めませんが)。サンキュー、編集長職! でも仕事内容面倒だからもう二度とやらんわ!
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つまんない自分語りで文字数が千文字を超えたので、最後に一つだけ。
ジャンルを問わず、何かに熱中するということはその人の人生をとても楽しくしてくれます。こんなご時世だからこそ、何かを楽しむという心を忘れないことが大事なのではないでしょうか。
願わくは、当サークルの作品がそのきっかけになれたら……なんてね。
リブロの制作に関わった方および閲覧してくれた読者の皆さまに精一杯の感謝を込めて。
後輩よ、あとは頼んだ。
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